一つとして同じ家はありません。こだわりも感想も人それぞれ。
愛着ある家で安心して暮らしたい
【経緯】
オーナー様がうえやま建設に初来店から、リノベーション完成まで1年近くかかりました。
オーナー様はうえやま建設にご来店されるまで、いろいろな建築会社を周り渡って、築50年以上の家は建て替えしかないと考えられていたそうです。
・隣の擁壁から大雨が降ると水が出てくる。
・シロアリが毎年発生する。
・窓が木枠なので、掃除しにくく寒い。
・トイレが外。
・雨漏りがある。
など多くの問題がその家にはありました。
これ以外にも耐震性、通気性、室内温度・湿度も話を掘り下げていくと、問題は増え、簡単に考えれば建て替えが無難と考えられました。
しかし、オーナー様が長年お住まいの家に愛着がありました。家の性能もとても大切ですが、住む人と家のつながりも大切にしたいと考えました。
問題のクリアと工事中の新たなアイデアで時間はかかりましたが、完成後もオーナー様がDIYでより快適で楽しい空間に創り続けます。
【お住まいになってからのお客様の声】
昨年10月から過ごし、特長を報告します。
1. 漆喰壁の吸湿効果
天気予報で外の湿度が80%90%である日でも、室内は44-55%です。この冬、洗濯物はダイニングから洗面所に向けて石油ファンヒーターの暖気を入れた上でサーキュレーターを回すと3-4時間ですっかり乾きます。
2. 杉の床材
遊びに来た孫(2歳)は、部屋に入るとすぐに靴下を脱ぎ、肌触りの良いえごま油塗装の杉の床材を走り回っています。
3 . ペアガラスと断熱材
コロナで購入した体温計測器で天井、漆喰壁、窓、ドア、床をピッと測りました。この冬は外の気温と室内気温の差は6-7℃程度はあります。ほぼ全面を漆喰壁にしていただいたので、旧宅のように隙間が激減しています。
例えば、室内が15-19℃のとき、窓ガラスのアルミフレーム付近、ドアや窓の四角い周辺は隙間があるので6-8℃、窓ガラス自体は11-13℃程度です。カーテンを閉めて、ある程度寒気を防いでいます。
4. 暖房
旧宅のときは石油ストーブ、コタツ、石油ファンヒーターの3点が活躍していました。今は、ダイニングの石油ファンヒーターで毎日、やかんの湯、味噌汁、卵焼き、炒めものなどを作り、コタツはなく石油ファンヒーターでさらに部屋を温めてちょうど良いくらいです。
漆喰壁で乾燥し過ぎないようストーブにやかんです。ガス使用量は旧宅61㎥から新宅47㎥へと節約できています。
5.電気使用量
照明をLEDに変更、コタツを使用しなくても暖かいため、
2022年12月291kw→2022年12月327kw(これは食洗機をよく使ったため)
2022年1月419kw→2023年1月300kw
2022年2月490kw→2023年2月283kw
と結構減りました。
以上、現況報告でした。
【うえやま建設より】
数字にお強く、「我が家のリノベーションは実験と同じ」と細かく数字を計測されていたオーナー様。リノベーション完成の5か月後にこのようなお知らせを下さいました。
暖かくなったよ、過ごしやすいよ、というお声は聞きますが、このように数字を伝えてくださったオーナー様には感謝しかありません。
工事の詳細は、上部の施工例リンクよりご覧ください。
完成後もオーナー様でDIYを続けられるそうです。お孫さん達と一緒に快適な暮らしが続きますように。