職人の技 動画集

大工の継手の様子や、左官の漆喰施工の様子など本物の手仕事の動画を集めました。あまり見る機会がないシーンです。是非職人の技をご覧ください。

大工の技

『継手』
継手とは、昔ながらの大工の技。木造住宅では柱や梁、桁などを組み上げて構造を造ります。材木同士をしっかりと組むため、各部材に「刻み」を入れます。木の性質を見て、性質にふさわしい刻みを入れることで、木は本来そなえている力を最大限に発揮します。現在の新築構造にはこれを活かしたプレカットを使用しますが、古民家のリノベーションなどで痛んだ構造を修復するために、この技術を使用することもあります。

『継手を使った修復施工』
新しいものと古いものを「良い加減」に融合させるのは職人の手でしかできません。

左官の技

『漆喰九一 十和田漆喰』
漆喰だけでも仕上げ方は何種類もあります。内装、外装以外にも材料の性質によって塗り厚が違ったり、仕上げによっても下地処理から方法がいくつかあります。
昔はその土地の土や砂、植物を使うなど、左官職人は塗るだけではなく材料作りから始めていたそうです。同じ漆喰でも北と南では使う土が違うので、ほのかに色や仕上がりが変わってくるのです。

『無添加住宅オリジナル漆喰』
無添加住宅オリジナル漆喰は、良質で白度の高い高知産の石灰岩とワラなどの植物、海藻のりでできています。特徴はスサの繊維が大きいため、大胆な柄でありながら柔らかな表情に仕上がります。

『版築壁 左官』
版築は昔の基礎や壁、塀を作る工法です。昔は土に強度を出すため、小石や石灰またはニガリを配合し、それをつき固めたもの。現在では強度を出すため、普通セメントを配合します。
ショールームの版築壁は土と土の間に小石を挟み、あえて風化とともにパラパラと落ちるように演出されています。様々な色の土で層をを作ることもあります。
先に型をベニヤで作りますので、層の波具合や固まり具合は職人の感覚で仕上げていきます。型を外すまで私たちは、どんな仕上がりかとても楽しみでした。仕上がりを見た時は圧巻ものです。

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