環境を考える現場

環境を考える現場 | リノベーション

地球の自然環境を考え、整える会社のオフィス。働く人たちの環境も素材をしっかり選びながらリノベーションしました。

「暮らしの発酵STORE NAGOYA」 を運営するEM生活様のオフィスのリフォーム。メインオフィス床、休憩室床、食事室床、会議室床、各廊下と階段、給湯室床、壁の漆喰、コンロ。
元建設会社のビルで鉄筋コンクリート、床はフロアタイルとカーペットタイル、OAフロアは劣化しており、一部破損していました。オフィスは綺麗に整頓されており、スッキリとした動きやすいスペースです。

『施工前』

メインオフィスは古くなったカーペットタイルとOAフロアを撤去し、杉の構造材で床のベースを作ることになりました。床下に配線できるようにケーブルルートも必要です。通常、広いオフィスはコスト、以降の改修を考えるとOAフロアとタイルカーペットがベストですが、働く環境を優先することが、今回のテーマなので床には無垢のナラ材を採用することになりました。
材料の剪定は木材の性能もですが、アレルギーのあるスタッフの方に素材テストをしていただき、使用する素材を決定していただきました。

特注のヒノキのデスクは傷や汚れが目立ってきたので、引き取って表面を削ってリペアをします。

食事室

会議室

小さな給湯室でEMで有機栽培された野菜などで、従業員の方たちのお昼ご飯を作っています。夏は暑く、冬は寒い環境を少しでも緩和させるために、換気扇とコンロも交換します。店舗の改装中は私たちのお昼ご飯まで用意していただきました。一瞬でなくなりました!ごちそうさまでした!



休憩室

 

『施工中』

カーペット、OAフロアをすべて剥がし、コンクリートの粉塵をすべて取り除きます。

床を張る前の基礎組み。

基礎組みができたところから、ペットボトルのリサイクルでできた断熱材パーフェクトウールを敷き詰めていきます。コンクリート床は冷え込むので、空調効果を少しでもアップさせます。

ナラのフローリング材を貼ります。

ケーブルシャフトも無垢材。開け閉め可能です。

階段や廊下は直接フローリング材を貼るので、付いていた接着剤まで綺麗に取り除きます。

最小限の接着剤で固定しながら1段づつ仕上げます。

仕上げは亜麻仁油でできたドライワックスで表面を塗装します。

木目で階段の段差が見辛いと後程ご意見いただき、せっかくなので木材で段差が分かるようにとご依頼いただき、大工さんに埋木でラインを仕上げていただきました。

エレベーターの段差解消のため、ここもフロア材でスロープを付けて台車もスムーズに出入りできます。

キッチンも消臭効果のある漆喰を塗れるように準備します。

休憩室はロッカーと別にソファで休憩できるスペースをパネルで個室化します。

 

『完成』

完成時は室内が明るくなりました。OAフロアより無垢フロアの方が表面は硬いですが、住宅と同じ作り方をしたので裸足で歩き回っても大丈夫です。

デスクもお風呂上がりのようにすっきり綺麗に仕上がりました。

EM生活様は、EMという善玉菌の集合体を微生物を活用し、私たちの身の回りの日用品、食品など安心安全な製品を開発。製品だけでなく、EMで農業、海や川を改善する活動。日本だけでなく農業・畜産・河川浄化・健康など様々な分野において世界100カ国以上でEMは使われています。

私たちも新築のお引き渡しの時にお部屋のメンテナンス用にEMWをお渡ししています。無垢材や漆喰壁など自然素材なのでお掃除には無添加洗剤がむいています。家にも人にも排水も安心して使えます。

地球の人々が健康に暮らせることを考える現場にはこの施工だけでは足らない気がしますが、少しでも快適なスペースでEMを世界に発信してもらいたいと願っています。

【EM商品は店舗・オンラインストアで購入できます】

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