リノベーションをする前には構造体がどうなっているかをチェックする必要があります。
特に小屋裏の木組は要チェックです。
天井を高くしたい→①高くすると構造体が出るかどうか、出たらどのように収めたらいいのか
→②屋根裏をそのまま見せたいがどうんな風に??
このあたりを検討しなければなりません。
このように写真に番号を振りながら、図面に落とし込んで行きます。
これが結構大変。
実際の写真はこれですが、同じような景色ばかりでわからなくなってしまいます、笑。
小屋組みを知らないと書けない。
手の込んだ大工さんほど、がっちりかつ繊細な組み方をしてあるので、小屋伏図と言うのをまとめるのはなかなか技術が必要。
小屋組みを知らないと書けない。
これは技術力と経験値が必要。木組みは大工さんによって様々。
だから当時大工さんが考えていたことがわかる。
昔は構造自慢と言うか、構造がしっかりやれない大工は大工ではなかったです。
太さ、バランス、シンプルさ、屋根荷重のかかり具合など、検証して小屋伏せ図を描き、墨付け、加工(丸太をちょうなはつりしたり)、刻み(継ぎ手・仕口づくりの手作業)と進めていきます。
この建物は大工さんが素晴らしいです。
だから傷みもない。
大工と材料の質、そして材をバランスよく配置。見事★