うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

スタッフ紹介_工務部 大橋匠巳 Part.1──宮大工の世界を経験して学んだものとは──

on・new うえやま建設」では代表の植山修雄をはじめ、新築・リフォームの設計や現場の施工スタッフ、お客さまを最前線でサポートする営業メンバーなど、さまざまな職種のスタッフが皆さまの家づくりに携わっています。

今回は工務部の大橋匠巳をご紹介します

今年5月に入社後、現場監督として家づくりの最前線で活躍している大橋。うえやま建設に入社する前は「宮大工」として働いていたという経歴の持ち主です。

「高校を卒業してからの5年間ですから、宮大工といっても“見習い”です。親方の下に付いて、さまざまな現場を経験しました」

鎌倉・鶴岡八幡宮の神殿改修工事では、1年間現場にかかりっきりだったとも。職人の世界は厳しい修業を経て一人前に育っていくというイメージがありますが、宮大工職人といえばその最たるものではないでしょうか。

「5年間で一番身に沁みるほどに学んだのは我慢”ですね(笑)」
多くは語りませんが、当時のことをそう振り返ります。それでも、
「厳しく叱られたとしても、それは熱心に面倒をみているからこそだと。多少理不尽さは感じても、それぞれの親方のやり方に従っていくのが“子方”の務めだと思っていましたので」

大橋にとって大工は子どもの頃からの憧れの職業でした。
「大工さんが作業をしている様子を近くで見ようと、勝手に建築現場に入り込んで怒られたこともありました(笑)」

そんな大橋が5歳の誕生日に父親からプレゼントされたのは工具セット。しかも、
「本物の玄能(両口の金槌)やのこぎりでした。鉄の金槌で間違って手を打ってしまったときはほんとうに痛かったですよ(笑)」
自らも建築関係の職に就いていた大橋の父には、5歳児であっても“本物に触れさせたいという思いがあったのでしょう。

子どもの頃から職人の世界を志してきた大橋。新たなステップの場として、熟練の大工職人による家づくりに取り組んできた「on・new うえやま建設」を選んだのは必然だったのかもしれません。

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