ジャズが好きな私ですが、よくよく考えるとベースがリズミカルでブラシがサクサクしていないと好きにならないようです。
ネットから拝借した写真ですが・・
ライブを見るとこの手の動きが何とも言えないです。
よくもまぁこんなに滑るように弾けるものだと目玉が釘付け。
ドラムの目玉はいつもブラシと思っています。
ブラシが空中を彷徨うように出てくると最高の気分。
レコードは録音技師の音感によってベースが引っ込んでしまったり、ブラシが小さくなったりしています。
ベースがドンと出て、ブラシが空中を綺羅星のように舞っている録音は最高に好き。
スタン・ゲッツの晩年に近い作品ですが、ザ・ドルフィンというアルバムは小細工なしのゲッツのクールサウンドがさく裂。
ブラシとベースが私好み。1980年代の録音で、この時期のものは滅多に聞きませんが、こういう私好みのものもあるんですね。
なんともちゃっちいジャケットのアート・ペッパー「サーフ・ライド」ですが、こいつはペッパーのアルトサックスが全面にでてきており、ベース、ブラシは完全な裏方です。
それでも存在がちゃんとあるのがペッパーのアルバムのすごいところ。
実はこのアルバムはリイシュー盤で再発なのです。
よくオリジナルとか言って販売していますが、再発盤。
オリジナルはこれ。
ディスカバリーという小さなレーベルから出た10インチ盤。聞き比べると10インチの方が圧倒的に音が出てきます。
録音技師の腕もありますが、オリジナルと再発では音の再現性が変わる。それはレコードをつくるときのスタンパーに謎があり。
こんなことを考えていると楽しいんです(笑)