来月から新しい期がスタートします。
毎年年末年始から一月半ばにかけて、缶詰になって思案にふける時期になっています。
社員が幸せにならない会社はいい会社じゃないです。
やりがい、待遇、未来、仲間・・・全て満たされないと頑張れません。
必須です。
そのために私たちは何をしなくてはならないのか?
このメッセージがとても大切だと思っています。
やはりここに戻ります。
経営理念。
三方善しの住まいづくり
「お客様、職人、会社がともに幸せになり、地球に優しい家づくりが私たちの使命です」
ここに全てが詰まっています。
お客様の幸せは何?
職人の幸せって?
お客様の幸せがないと職人も私たちの幸せもないという順番は正しい。
それとモノづくりをする私たちの魂をリンクさせなきゃならないです。
マーケットインという言葉があります。売れるものを考えて市場に投入する考え方。
逆はプロダクトアウト。
作り手が提供したいモノを販売する考え方。
今の世の中はマーケットインです。
建築を見ると、コストと見栄えが最優先で、マーケットとというか、最近のニーズに合わせるという風潮が占めています。
これでいいのかといつも思います。
木造建築という文化を高めたこの国が、作業員でもできる家を作り、30年後はスクラップにしてしまう。
性能のことばかりが先行し、肝心な住み心地はスルーされる。
建物は数値ではないよ。
五感で充足感を受け止める空間だといつも思っています。
そこには職人の知恵、汗が入っていて、人力しかできない家は言霊じゃないですが、魂が入っていると思うのです。
お付き合いしている材木屋が苦戦しています。
自然乾燥した木材を提供する貴重な材木屋。
マーケットイン??
集成材に成り代わる工務店が続出しているようです。
売れなきゃ困るもんね・・・よーくわかる。私はやらないです。
貧すれど鈍するという言葉がありますが、貧しても鈍してはならんのです。
森を守ることは川を守り、下流の街の人たちを守ることに。自然のものは職人の技量が必要。
人工的なものは作業員でいい。
時間もコストもかかるけど、貫かないと文化が崩壊してしまいます。
我々は一貫してやっていきます。全員が心を一つにして向かっていきます。
本物をとにかく提供したい。もっと知っていただけるよう賢くならないいけないけどね〜