以前のお住まいにあったトイレの板戸。とても懐かしい感じしませんか?
昔はこういうトイレの扉が多くて、レトロチックですごく好きでした。
材料はなんと杉の柾目の框、立桟、中板です。
ガラスも今となってはとても貴重なものでデザインガラス。
50年間使い込んだ色合いも実に濃厚で木と言うのは時間が経てば経つほど不具合が出ると言う証人だね。
そして新居にびしっと取り付け。
漆喰との色合いのコントラストが非常に鮮やかでものすごく雰囲気が出ています。
漆喰や無垢のフローリングに馴染んでで残しておいて良かったと改めて思っています。同じものを今新品で作ったとしたら、材料が少ないこと、こういう建具が当たり前にできる職人が少ないことも考慮すると、5桁後半から6桁前半までの金額になる可能性が高いです。
本当に貴重なものだし、世界に一つしかないので新しい家で再び活躍できる事はこの建具にとっても幸せなことだと思います。