「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」と言う言葉があります。
この言葉が私は若いころから好きで、江戸後期の儒学者佐藤一斎が遺した言葉です。
江戸幕府直轄の学問所昌平坂の教授までした方です。
最高の学びは天から学び、その次は人から学ぶこと、その次は書物から学ぶことという意味です。
先日の大工さんとの時間は人から学ぶものでした。
私は書物で学んで実行したことで「成功」と感じたことが一度もありません。
人から学んだことをやってみて、自分の者にしていくというタイプかもしれません。
ただいつもどうしてこんな仕事をしているんだろうと天を仰ぎながらよく考えたものです。
使命みたいなものを感じないとできない人なのは昔っからでしたが、悩んだ時期は人から学ぶのが先ではなく、いつも天と会話していたような気がします。
悩みはずっとついて回るものですが、意味があって今の現状があり、それを突破するために試練を与えるのが天とも思っています。
人から学び天と通じるということもいいな。
天は喋ってくれないからねぇ。
ただこの人と会って学ぶということも天のお達し。
天からの指令だと思っています。
こういう気持ちをずっと持ち続けていけるよう前を向いてトライしていきます。
お客様の言葉、職人さんたちの言葉を心に刻まないといけないです。
反省も多々あるけど、生まれ変わる努力します。