打ち継ぎ部分に砂目だしの作業後のベースコンクリートはこんな風になっています。
鉄筋がニョキっと出ているコンクリートのところが削られています。ワイヤーブラシで固まってきた表面を削ります。削ることで砂が浮き出し、そこにコンクリートを打ち継ぐと密着するのです。
コンクリート内にある砂目を出して、この後に行う工程「布基礎コンクリート打設」の際のコンクリート同士の密着をさせるための一工夫。
これは滅多にやっていない。
他で見たことがない。
おそらく大規模建築、大規模土木を行うゼネコンさんたちの中では当たり前のことだと思われますが、町屋(一般の住宅などの現場を町屋と言い、公共施設やビルものは野丁場と言います)の建築ではここまでやってないし、しらないのではと思います。
知らないと当然やらないよね。
それは仕方ない。
コンクリートのクラックが何ミリまで許容範囲かということも知らない建築関係者が結構多い。やはり私たちは勉強しなくてはなりません。
だって製造業なんだもの。
営業会社ではないです。大手ハウスメーカーも製造業で区分けされるんですよ。製造業ならものづくりに対して勉強し、より良いものをやっていかないとね。