前回はベースコンクリートの厚みの話をしました。厚みは規定通り施工しなくてはなりませんが、それには道具がいると。
そしてコンクリート打設しますが、コンクリートは生コンクリートというぐらいですから、生物ですよ。
生物は鮮度が大切。コンクリートの鮮度はこれでチェックします。
めっちゃ見にくいですが、大切なポイントは水・セメントの配合、セメント強度、スランプ、そしてよく確認しなくてはならないのは、生コンクリートが製造されてどれだけ時間が経過しているのかということです。
製造から90分以内に打設しなくてはならない。
最近は厳しくなってそれは厳守されていると思いますが、昔はいい加減なもので、2時間経過したものが来て、乾燥が始まっているので水を入れてシャビシャビにしたりという現場を目撃したことがあります。
下請け大工の私が口出すことはできず、「こんなデタラメなくだらない業界にいて、本当にいいのか」と悩んだものです。
真面目にやる人が嫌われる業界ってあり得ん。
水で薄めたコンクリートのことをシャビコンとかほざいていましたわ。
そんな家を購入している方がかわいそうです。
大金払ってこの仕打ちはまさに悪魔。
最近は良いですよ。
真面目になりました。
ただ生コンクリートを運搬した車を道路脇に置いて、生コンミキサー部分をよく水洗いしているのを見かけますが、これは何とかならないものですかねぇ。
ミキサーについたコンクリートを洗い落としている。
水はねをしているので、通行している車に飛び散る。
道路にも飛び散っている。ここは改善してほしいところ。
打設風景はこんな風です。
様とんぼと言われる木の均し工具でコンクリートを均一に均します。
均しただけではダメだよ。
ここからふた手間かけないといけない。
大抵はひと手間。
それは明日以降で。