日常は窓枠って言われても?となる方が大半ですが、窓枠は美しさを醸し出す大切な要素。
私たちは窓の四方に回さず、下の所のみ窓枠をつけています。
残りの3方はオール漆喰仕上げ。
この仕上げ方1つでくどくない窓になります。
そして木材の種類は米栂と言うものを使っています。
この米栂と言う素材は、素性が非常に良くて優しい表情を醸し出す造作材としては非常に良いものだと思います。
私が大工の修行を始めた頃の分譲住宅は構造材の柱にこの米栂をを使っていましたが、非常にシロアリに弱くてシロアリの被害がたくさん出たことでものすごくイメージが悪くなってます。この写真はインターネットから失敬させてもらいました。
ただ湿気が常時溜まりやすい場所じゃなかったら十分に活躍できる素材。
適材適所で人間が使ってあげれば非常に喜ばれる素材なんだけどね。
安ければ何でも良いと言う業界の風潮が適材適所じゃないところに使って被害をもたらしている。
もう少し先人たちがやってた知恵とか知識をしっかり学んでやるべきじゃないかなと米栂を見るたびに思い出します。