伊賀上野の建物続編。
細部に魅力があると改めて感じるきっかけを作ってくれた建物。
これは竹の節だけを残した飾り格子。建物全体から見たらほんとに一部なのですが、存在感がすごくあります。これを見るだけで気持ちが和むと思うのは私だけではないと思います。
次に急須型の引き手。
大きさとしては5センチあるかどうか。
もっと拡大して写真を撮ればよかったですが、完全な手作り品でめちゃめちゃ小粋じゃないですか〜。小さくてもピリッと主張してて心を惹きつける逸品。
これも引き手。
これも。
襖の引き手が場所ごとに異なり、建築をした人がものすごく洒脱な方。
これは欄間。わずかの部分で斜めに組み込んだ板がつながっている。
これは技術。
今の時代ではお目にかかれない品。
次も欄間。
写真が少し暗くて見難いですが、すべて手彫り。
こういう欄間は今の時代は皆無です。このデザインが良いかどうかは別として、当時の風流さを表すものだと思います。
写真では分かりませんが、板のつながりの部分がものすごく細かい細工してありました。
住む方は全体を見ていいなと思ったりしますが、結局はこのような細かな部分の配慮が全体を引き締める。
細部にこだわっていきたいね!