下の写真を見て下さい。
外壁に張るサイディングと言うものです。多くが幅455ミリ、長さ3000ミリのもので、継手が出ます。
その継手の写真です。
大きな隙間が空いてますが、これは建築当時からのもの。
サイディングと言うものはセメント系の外壁材で、横幅が縮むと言う事はほとんどありません。
そして写真で見ていただくと分かるけど、隙間が空いてるところに青い色が見えると思います。
これはハット型ジョイナーと言うもので、サイディングの継手の裏に設置してそこにコーキングと言うものを打ち込み仕上げるわけですが、この青い色はハット型ジョイナーのカバーで貼ってあるビニールをとってからバックアップ材を入れるかシーリングを打つかしてコーキングを打たなければなりません。
これがハット型ジョイナーと言われるもの。
外壁材との納め方はこんな風です。
お客様は全く知らなかったとおっしゃってましたが、ちょっと知っている人が見たらすごい手抜き工事で、ありえないこと。
私も初めて見ました、怒。
基本に忠実にやる。それは当たり前。基本があってより精度を増して美しく仕上げる。
それがプロじゃないかなと思います。良い材料でもやる職人がダメだと結局はいいものにはならない。
工務店のチェックも必ず必要で、自分の家だったらと言う見方をすればすぐにわかるはず。
このお客様のお住まいは大規模リノベーションで甦らせます。
こういうのを見るにつけ、なんとしてでも良品質施工でお客様に安心、安全、快適をお届けしたいと思います。