うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

木製フェンスをつくる

会社の北側隣地境界に木製フェンスをつくる。
大工仕事は全て私がプラン、採寸、木拾い、木取り、必要資材の段取り、加工、取付まで一気通貫。
さすがにたったの2日間で行うには一人では厳しく、弊社のKKコンビ(風岡&小山)を主要ヘルパーとしてお願いして、他のスタッフは空いた時間を見つけて参戦。

このKKコンビと私の息が合わないこと(笑)
大工仕事だけでなく、どんな仕事もそうですが、「次は何をする」をいつも考えないといけません。
次がわかっていれば身体の動きも必要な材も全て連動しますが、これがわかっていないとただ邪魔しているだけになります(^-^;
まずはアルミのL型金物に下地となる木を取付け、ブロックに埋設するのですが、これがイマイチで横桟をつける時にめっちゃ手間がかかってしまいました。

最後は根性で仕上げましたが、ヘロヘロになってしまいましたぞ。こんなに疲れたのは久しぶりでした・・・



こ材は会社に残っている古い材を加工。もう使えない材と思ってください。
これがひねってたり、割れていたり、反っていたりで苦労しました。
多少の寸法違いもありましたが、会社のものだから良しということで。
取付た横桟は上部が全て斜め加工です。
これは雨がすぐ流れることで木を傷みにくくする工夫です。
ビスはオールステンレスビス。
ステンレスじゃないと錆が出て木が傷むからタブーですよ。
町で見かけるウッドデッキの多くはステンレスではなく、亜鉛メッキのビス。
これは錆びて木が傷むのでダメです。
塗装するから傷まないというのは私の中ではウソです。
最近の外部の木部は塗膜を作る塗料よりも木肌が見えるものを使います。
これは木に浸透する塗料が大半。
なので水を弾く効果はありません。
塗装しなくても傷みにくさはほぼ変わらないかと思います。
木は濡れても乾けば傷まないと知っててくださいね。

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