1950年代のジャズジャケットにしてはややチープなデザインのジャケット。
だけど、内容は「サーフ・ライド」のタイトル通り、波に乗ってぐいぐいと責めるペッパーがめっちゃ魅力です。
サブを担うメンツがまたすごい。
ピアノにハンプトン・ホーズ、ラス・フリーマン、クロード・ウィリアムソン、テナーサックスはジャック・モントローズ、ドラムはラリー・バンカー、ボビー・ホワイト、ベースにボブ・ウィットロック、ジョー・モンドラゴンなど、そうそうたるウエストコーストジャズのメンツが揃っています。
私のお気に入りの曲はレスター・ヤングが作曲した「ティックル・トゥ」
ペッパーの若々しいアルトサックスがさく裂しています。
もう半世紀以上前の曲、そして同じく演奏なのに古さを感じさせない。ポップス系は古さを感じたりしますが、ジャズの黄金期の演奏は時を経てもいいものがたくさんあります。
だから1950年代のvintageJazzレコードは高い。今回紹介したサーフ・ライドはオリジナル盤ではなく、リイシュー盤。再発です。オリジナルは
ディスカバリーという小さなレーベルから出た10インチ盤。私はサーフ・ライドとこのディスカバリー盤の2枚持っています(笑)
おまけにCDも持っています、汗。
Jazzにはまると、jazzのvintageレコードにはまると、レコード探しの永遠の旅に出てしまう方が多い。
永遠の旅とは、使える資金があればJazz vintageレコード購入に血眼になってしまうこと。
余裕があればいいですが、そうじゃないとやばいよー。
それぐらいジャズには力があるということ。
1950年代のアコースティックなJazzをぜひ聴いてほしいです。
1960年代のフュージョンはいかんよ。
エレキベースにエレキギター・・・これとジャズはマッチしないもの。
フュージョンは廃れてしまったね!