不動産を扱っているとしばしば井戸が残存しているのを見かけます。
親方や先輩職人さんたちから教えてもらったこと「井戸をつぶす時は埋めればいいってもんじゃない」と。
「水は生命の根元」
水道がない時代、井戸は生命の源でした。水は天からの授かったもの、神様からの恵み。
神様に命を支えてもらった恵を使わなくなったということであっさり埋めてしまっては、ばち当たりということでしょうかねぇ。
息抜きをしなくてはならないという言い伝えがある。
井戸の水のところまでパイプを埋め込んで通気するように。
これは様々な持論が展開されており、正解はないかと思います。
昔は青竹をパイプ代わりにしてました。ネットから写真を失敬しました★
竹が朽ちて土に戻れば井戸を掘る前と同じ状態になるからね。
今はこれ。
大きれいな山砂で埋め戻し、パイプをU型に回します。息をしている形にを取ります。
迷信だと言われる方も多いですが、先人たちがずっと伝えてきたことはしっかりとやりたいものです。