リノベーション工事の打合せの際に「Blogを見ているよ」と奥様から。
世間でよくある営業色たっぷりのBlogではなく、独り言のようなBlog。見られること意識せずに綴っていますが、見てくれる方が結構多くてねぇ。更新、ちゃんとしないといかんね。でも最近のマイトレンドは建築ではなく、ジャガイモの芽、笑。毎日ジャガイモ芽吹きレポートはさすがに書けないし、ジャズばかり書いていてもと思うし、ネタがないときは面倒だからスルーしています💦ボチボチと綴りますので、程よいお付き合いを★
メンテナンスのことで訪問したオーナー様邸は築28年。小屋裏に上がったよ。28年ぶりに登ったということです。
外張り断熱の高気密高断熱。アキレス外張り工法です。名古屋で断トツで高気密高断熱は速かったはず。
斜めに見えているのが垂木で、今と変わらない桧の芯持ち2寸角。たわみに強い材だよ。その上に断熱材。
断熱材の上には再び垂木があり、その上に野地板+防水紙+ガルバリウム鋼板屋根という構造です。

ちゃんとつくってあるよ。自分でもほれぼれ。建物はこうじゃなくっちゃね!左にちらりと見えるのが上棟扇。

立派だねぇ。当時は新築時に必ず上棟扇を小屋裏に設置していた。棟梁の名がしたためてあるよ。

何より施工が命だと改めて感じた時間でした。
いいものをちゃんとつくれば、時間がたっても変わらないってこと。
原理原則、適材適所が家づくりの大切なワードだけど、最近はそれはもう完全にスルーされている。残念だけど、スルーした方が売れる。昔の大工棟梁たちの知恵はもう要らないってこと。つないできた知恵を使わないということは失うということ。失ったら元に戻るのは難しい。少し先の未来に大きな後悔が残るぞ。目先の利益のことばかりやっててはね。
