耐震診断の審査は担当される人によって指摘が異なったりするので、戸惑いが大きいのが正直な所。
とても丁寧にしていただける方もいれば、大雑把なチェックで「やり直し」という方もいる。
ダメなところがあっても全てしっかり見てアドバイスしてくれればいいのですがねぇ。
「マニュアル見て」と言われる人がいますが、見てもわかりにくい!(マジでわかりにくいです・・・)その場でちゃんと言って欲しいものです。
名古屋市の耐震診断なので「リスクがないこと」が大前提。
補強で構造評価点1.0以上(耐震等級1)の数字が出ていてもウォールスタットで検証するとダメだこりゃ!で「?」となることもあり。
昔の家は浴室にタイルが貼ってあります。タイルの裏はブロック積の基礎のことが多く、その部分は非耐力壁として評価するのですが、私としては耐力壁として評価していいといつも思っています。非耐力壁は強度は0となるけど、0となったら弱くなるよね。少しは評価してもいいと思っています。
先日担当して下った女性の審査官の方はとても丁寧にサポートしてくださいました。
修正部分は言葉の違いが大半でしたが、有難かった。
時間があったのでその方にウォールスタットの動画を見せたのですが、ご存知なかったようでびっくりされていたよ。

「名古屋市のものはお客様にとってわかりにくいものが多いでしょ?私が見てもわかりにくい。だから構造躯体を入力して3Dで見えるようにして、阪神淡路や能登の震災の地震波で揺らして見て頂いています」と伝え動画を見てもらいましたが、そこはとても共感して下さいました。
角度を変えて検証する。大切な事。だって生命財産を守るのが家の役割と建築基準法の最初に書いてあるんだもの。
