久しぶりに映画館で見てきました。
いつ以来だろう…記憶にないぐらい前。
大画面で見るのも良いね。
見る映画はパターンが決まってます。時代劇か戦争もの、アクション系。サスペンス苦手、ラブロマンス苦手、コメディー見ない(^^;
これは若かりし頃から全く変わらず。偏ってて困ったものですが、好きだから良いのです(笑)読む本も時代小説または軍記もの。そしてジャズ本。
極め付けは結婚する前にカミさんと見た「人斬り」というリバイバル映画。
幕末に暗躍した刺客土佐藩士岡田以蔵を描いたもの。昭和44年作。
見たのは昭和50年代後半なので15年近く経ってるね。血飛沫が飛ぶ凄い映画でした。
カミさん、嫌がっていたよ・・・そりゃそうだ💦こんな映画をデートに使うって今思うと冷や汗だよ。
室町無頼、世相をよく表した作品で、リアル感が濃厚。実在の人物を主人公にし、アレンジは加えているもののまぁ楽しめた作品です。
無頼とは、無法な行為をすることを言いますが、当時は権力者の方が無頼者が多いよね。
身分をかざして権力を振り回す。これも無頼。
時代劇ものが人気が無くなり、本当に減ってしまったけど日本人のルーツでもある。もっと作って欲しい。
時代物の映画の特筆すべき魅力は美しい所作(室町無頼には描かれなかったけどね)。日本人の美を感じます。
自らを律する武士の立ち振る舞いも美しい。おそらく全ては忠臣の心得として江戸期に発達したものだと思います。
藤沢周平原作の映画が何よりも表現していると思います。
ライトは時代映画ではなく、質実剛健としたものをぜひぜひ作って欲しいものです。