JAZZのビンテージものを持つ楽しさ
大名盤中の大名盤「ビル・エバンス」の「ワルツ・フォー・デビィー」このオリジナル盤を手にした時の喜びは何ものにも代えがたい喜び。
ジャケットはスレて、角が剥がれて、ジャケットの上が破れてしまっていますが、そんなことはどうでもよくて、大名盤のオリジナルイシューが手元にあることが私には大切でした。
これをマイシステムで鳴らすと・・・CDとは違った世界が広がります。スコット・ラファロのベースが宙に浮いているような感覚。ライブの録音ですが、そこにいるという感覚も感じますよ。
確か従姉妹の名がデビィーと言って、彼女に送るためのメッセージ盤なのでしようかね。
ジャケットの横顔、そして構成・・・これを眺めながら聴くことはすごい喜びです。
CDではジャケットが小さすぎて、この喜びが半減してしまう。レコードファンはレコードを聴くことはもちろん楽しみですが、ジャケットを眺めることは同じように喜びだと思います。JAZZジャケットでナイスと言えるのは1950年代、1960年代初期まで。フュージョンが出てきてから、怪しげなセンスのないジャケットばかりになってしまって残念すぎる。
私の所有するアルバムの大半は1950年代から1960年代初期まで。当時の米国の豊かさを感じざる得ません。
riversideレーベル。深溝(ディープ・グループと言います。深溝とはレコードのセンターレーベルのところにある溝のことを言います)。
ジャケットの上のエバンスの表情がとてもよいよね。
ワルツ・フォー。デビィーの中でもっとも好きなのが「My Romance」
私的大名盤その2。
「ズート・シムズ」の「ズート・シムズ・カルテット」彼が豪快にテナーサックスでスィングしています。
こいつもジャケットに剥がれ🤣でもそんなのはいい。
ジャケットの上、左、下をよく見るとぽこっと膨らんでいます。これを額縁ジャケットと言います。
額縁のように見えるからですね。
国産の再発盤は額縁はありません。これをやると製造に手間がかかるのでしょうか。額縁があるだけで結構雰囲気が出るんだけどね。
そんな話はよくて、ズートの表情がかっこよくないですか?豪快にスィング。
中身もその通りですよ。
特にお気に入りなのが「That Old Feeling」メロウにスイング。
ただ残念なのがピアノのジョン・ウィリアムス。
なんか繋がっていない。硬い。もっとスイングしなきゃ。
グレーレーベル、深溝。
オリジナル盤はブラックレーベルです。
これはセカンドイシューになるのかな。
でも音は豪快に出てきますよ。
JAZZはジャケットとレコード、そして音の三つが楽しみ。クリーニングも楽しみかな。
ジャケットに綺麗にビニールカバーをつけるのも楽しい。私が持っているオリジナル盤はそんなに高くありません。中には30万円とかで取引されるものもある。恐ろしい世界です。
所有しているものの多くは海外オークション、eBayで買ったもの。たまにとんでもない宝物が破格値でゲットできます。それも楽しみの一つ。もう10年近く買ってませんが・・・