昨日朝、地鎮祭が執り行われました。
冷えた朝でしたが、かえって気が引き締まるのでこの時期のお祭りは大好きです。
祭壇が賑やかでとても良かったなー。
白菜、山芋、ほうれん草、みかん、スルメ、昆布、りんごなどずらり。旬の物、地の物をお供えするって日本人っぽくて素敵。
祝詞の奏上はキリッと引き締まって緊張感が増します。お客様にとっても初めての経験の方が多いと思いますが、経験されない人もいるので貴重な時間だと思います。
地鎮行事は以下の流れ。
修祓(しゅばつ)
開会の挨拶って感じかな?
降神の儀(こうしんのぎ)
神様をお呼びする式。
献饌の儀(けんせんのぎ)
真水、御神酒の蓋を開ける式。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
土地、建築主、施工者の名を伝え、安全に工事が終わり、立派な家が建つことを神に願う式。
四方祓の儀(しほうはらいのぎ)
土地の四隅を清める式。
地鎮の儀(じちんのぎ)
とい施工者、施主にて土地の草木を刈り取り、土を掘削して着工する式。
玉串拝礼(たまぐしはいれい)
神殿に榊を備えお参りする式。
撤饌の儀(てっせんのぎ)
献饌の儀の反対で真水、御神酒に蓋をする式。
昇神の儀(しょうしんのぎ)
神様にお帰りになってもらう式。
直会(なおらい)
献上した御神酒を参列者一同で乾杯していただく式。
短くても30分はかかります。
随分と昔ですが、ある神主は10分でこの式をショートカットしていたよ。手抜き。
一つ一つの式は一旦区切りを入れながらやるものですが、ショートカット神主は区切りなしで一気通貫。
そういう神主は続かない。我々の仕事も同じ。ちゃんとプロの仕事しなきゃね!