「漆喰(しっくい)でインフルエンザ予防?」
2020年はインフルエンザ大流行のニュースは耳にせず、コロナのニュースばかりになっていますが、知人の中にはインフルエンザでダウンした人も何人かいます。
朝インフルエンザの予防にも漆喰が活躍することはご存知ですか?
漆喰は強アルカリ性(難しい言葉ですが)、有機物を分解する殺菌機能があるんです。
成分の消石灰のおかげで、細菌の生育・増殖をぐっと抑え、カビやダニの発生を防止します。カビ・ダニは菌の温床になるので効果てきめんですね。
漆喰ファンの皆さんが一番身近で知っているのは、鳥インフルエンザの時に養鶏場の周りにまかれた白い粉→これが石灰で漆喰の原料なのです!
菌を養鶏場内に入れないための工夫です。先人の知恵。石灰は石灰岩が粉になったもの。それに抗菌効果があると知ってた先人たちの知恵はすごいです。
余談ですが、伊達政宗の廟堂が太平洋戦争の空襲で燃えてしまい、再建するために政宗のお墓を開いたところ、木の棺の回りが漆喰で塗り固められており、
遺骨、宝物などがきれいに残っていたのです。400年以上経ても菌で腐敗しない抗菌効果を持つ漆喰のすごさです。
戦国大好き人間としてはちょっと感動、笑。
そういえば・・・私の子供時代は年末に必ず大掃除があり、畳をめくって杉板をはがして床下の地面に白い粉をまかされました。
これも石灰だったんですね!石灰をまくのが嫌で仕方なかった私ですが、今思うと雑菌の繁殖防止でやっていたんですね!
漆喰のパワーに感服します★