うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

フロント看板一新

以前も出していた看板ですが、復活させました。

建築屋ってぽいよねー。

手前に茂っているのは萩の木。可憐な淡いピンク色の花を咲かせます★

この建物は喫茶店などのお店と勘違いされて来店される方もままいらっしゃいます。

屋根は本物の石。60㎝角。引っ掛けて載せているだけ。固定していないので地震で揺れても固定部から割れたりしない。
引っかけの金具ががっちり施工してあるので落下もしない。揺れるだけ。優れものだよ。
コロニアルという名称で言われるスレート瓦。
本当はこの本物の石をスレート瓦と言いますが、日本人はよく似たものをつくる。
それがカラーベストコロニアルという商品。

石に似せた屋根材。
材料はセメント系。昔は石綿(アスベスト)が入っていた代物。
これは我々の会社では禁止しています。
セメントの固形物なので塗膜が劣化したら水を吸い始めてしまい、苔が生える。
上に載ると割れる。そして漏水する。

苔が生える=水分が残っているということ。すなわち屋根材が水分をストックしているということ。
塗膜が劣化したらセメントなので当然水はストックしてしまうよね。

そして塗装しますが、塗装は最善策にあらず。
塗膜の劣化はまた来ます。
本当は上からガルバリウム鋼板でも被せるのが賢明なのですが、高くなるので塗装してしまうパターンが多い。

そして10数年するとまた塗装になってしまってかえって割高になります。

後々お金がかからないことを考えて今のことを考える。住まいにはこれが大切です。
家に投入するお金は一度でいいです。後は細かなメンテナンスだけ。給湯器のエラー、蛇口のポタポタ、トイレ便座の漏水がオーナー様からの呼び出しの大半なのは、後々大金がかかるところに劣化しやすいものをご提案していないからです。

自分の家だったら嫌だもの。

安くつくろうとすれば、こういう後々劣化しやすいものになるけど、プラス少々投入するだけで随分と変わるものですよ。
ランニングコストで考えれば一目瞭然。
長いスパンで考えていこうね★

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