うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

駿府遠征 ラストその5 清見寺

駿府のラストは清見寺(せいけんじ)。ここに行ったのが遠い昔に思えています、笑。
この後はずっとバタバタしていてどこにも行けてないです。忙中閑ありを実践せねば。

何と~東海道本線が寺社内をまたいでいるという不思議なお寺。

この写真を撮影したのは山門から入った所。

これには少し驚きました。

本堂の中は凛々しい。

本物の長槍が垂れ壁にかかっていて、怖いぐらいの雰囲気。

格天井。

開放感のある設え。

家康の人質時代に手習いをした部屋がそのまま残っています。
北側の陽の当らない真っ暗なところ。

手習いの間の前の廊下を抜けると・・・数寄屋づくりのような屋根裏。

磨き丸太が美しい。

北側にも庭があって驚きました。
山の裾野に広がった庭園。写真は撮り忘れ。建物ばかり見ているのははっきり言って病気です💦

長押の釘隠しは葵の御紋。家康が天下取りした後につくられたものでしょうね。

玉座もありました。凄いです。

見上げると織り上げ格天井。

襖の引手のデザインが見事。これ蓮の花かな?

欄間に変わったつくりが。この真ん中にはめ込んだ板の意図が知りたいけど、説明書きはなし。

障子の引手部分にも葵の御紋。

本堂の2階。駿河湾が一望。

電車が通った瞬間をパシャ。コンビナートが無い時代の景色はどれだけ美しかったんだろうね。

鐘楼がある。鐘楼の左の2階建てがさっき駿河湾を一望した一室。

ここのお寺は見どころ満載で素晴らしかった。
手習いの間も良いけど、ものすごく雰囲気がある。
ここで線香も買いましたぞ。
維持していくことは大変だけど、こういうものを残して未来につなげていくことは日本の文化を守ることになる。
インバウンドの観光客もおらず、まさにわが物になったかのような時間でした。
朝鮮通信使との交流の場でもあったという歴史的な場所です。
ぜひ訪れてみて。

清見寺

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