排水の洗浄を委託され、しっかりやって下さる業者さんにやっていただいたのですが、洗浄水から砂が出てきたという報告をいただいてチェック。
私が床下点検口をつくって中をチェック。
こういう風に想定。
そして昨日修理に。
外からセメントをはつってみると・・・土管に塩ビパイプがジョイント。
ということは基礎内部から床下までは土管のままということです。
この土管に穴が開いてしまい、床下に排水が流れ出ているということになります。
外部の塩ビ管が出てきましたぞ。これをカットしてジョイントしなくてはならない。
床下はこんな風。想定通り。塩ビ管と土管は収縮度が異なるので密着しない。無理がある。
塩ビ管をカット。
コンクリート下の塩ビ管はすぼっと取れたぞよ。接着剤がついていないがねぇ。
こんな風にきれいに取れて仕事はかえって容易になったけど、接着剤ぐらいはつけてほしい。
継手を入れる。
エルボで延長する。
立ち上げる。
土管といい位置に立ち上がったぞよ。
そして内部とつなぐ。
基礎貫通している土管がスリーブ管の役目をはたして無事接続。
これでもう漏水は起きないですぞ。
水道屋の息子さんも来てて「これができるようになったら一丁前!」と言っておいたよ。
現場を見て想定する力、想定通りかどうかを施工時に確認する。
それは実力です。
現場を知らない人たちが増えていますが、建築は現場が基本です。
お客様にとっては図面、見積もりなんぞより現場が全てだからね。
少し難しい工事だったけど、想定通りでスムーズに進んだよ。
小さな工事だけど、すべてが詰まっている。
こういうことを大切にしていくのが工務店だと改めて学んだ現場だったよ。