うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

全てに基本があり

オーナー様邸の板塀を加工しています。板材はこれ。

ヒノキ90×30。源平材。

木目細やかな奥三河材。

板塀材としては別格の良材。

木には木表と木裏があります。
木表を化粧面、人が触れる方に使います。

最近はこういうことも知らない大工???が増えてきて目が点になります。
街で見かける木塀で時々木裏を化粧面にしているのを見かけますぞ。
基本が大切。
基本を知らなきゃ応用もない。
木裏はささくれてきます。
ネットから失敬した写真。
これはウッドデッキの床材だろうね・・・レッドカードです。

秋目がこのようにささくれて刺さりますぞ。

基本が何にでもある。
基本第一。
知らなかったでは済まされないよね。
プロなんだもの。
プロとはやってはいけないことは明確に知っている。
その理由もはっきりと知っている。
これは先人たちからずっとつながってきたこと。
エンジニアリングウッドや合板、集成材、化粧シート貼りの建材ばかりの昨今ではこういうことも疎かにされてしまうね。
古来から培った木造建築の未来はかなり怪しいなぁ。


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