うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

信州 その7

建具が何とも言えない腰付格子戸。
立て桟の間隔、横桟の間隔が美しい。

建具回りの壁に注目。
漆喰仕上げ。

角がしっかり面が取られラインが出ている。

建物で大切なのは、やはり角と隅っこです。

面取りという作業もとても大切な要素で価値を高めてくれます。

この建具も素晴らしいねー

腰付格子戸だけど、腰の部分が格天井風の格子。その格子の一部に何やらはめ込まれています。

こういうセンスの高さが大工だけでなく、建具屋にもあったのです。
手間はかかり、価格は高くなるとけど一生ものになる。
住む人も作った人にも永遠に残る逸品。

こんな宿が信州松本にある。
また行かないとね。

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