うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

足場架設

月曜日の棟上げを控えて足場の設置。

解体から長い期間を経てようやく建て方まで来ましたよー。

土台は奥三河産の自然乾燥材 桧。割れがあるでしょ?

自然乾燥材は割れるのです。割れると悪い材料とか書いている人がいますが、それは長年に渡りつくられたきた木造建築の基礎を知らない人。割れた構造材のまま、どうして数百年以上現存するのかを今一度考えてほしいものです。

足場は本当によくなりました。昔は足場丸太と言って、危険極まりない足場だった。

足場丸太↓

昔はこんな危ない足場でした。

雨に降れていると滑る。

この足場丸太は30年ほど前までは普通に使われていて、その後一側足場という鋼製足場が登場。
ここから足場屋というのが一気に増えました。

この丸太足場もよく組みました。
番線の縛り方が悪いと荷重がかかると切れる、布と呼ばれる丸太高さが異なると人が乗ったときにバランスを崩しやすいので、壁面に荷重がかかる配置をするなど足場丸太一つでも工夫がありました。
使われる足場は間伐材の杉または桧。

相当な間伐材が使われており、これはこれで山に大きく貢献していたな。

こんな丸太の上に電動のこぎり、手鋸、金槌、木材を乗っけて仕事するんだからねぇ、人も落ちるし、道具も落ちる。材料もよく落ちたよ。
本当に危なかった。今は安心。

いよいよ建て方、リポートします。

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