うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

増築部と既設部分をつなぐ

増築を絡めたリノベーションはクライマックスに。

増築部と既設部分を一つにつなぐ段階に来ました。

今まではこれ。

増築部分と行き来できないよう板でバリア。

羽目板と壁を撤去してこんな風に。

一気に視界が広がって大空間が生まれました。
ここから既設の筋交いのある壁に化粧筋交いのお化粧をします。
解体は私が担当。
大工だから解体の仕方は作った時と逆順で。

大工は解体も上手なんだよ。

増築部に貼ってきたタモフローリングと既設のサワラフローリングを密着させてワンフロア―に。

こんな工夫が見えない所でしていますよー。↓

いやおうでも床がフラットになる納め方。
しゃくりは鋸とキワ鉋で仕上げます。

仕上がりはこんな風。

びっしり隙間なし。見事★

黒ずんだサワラとタモの飴色がミックスして黒ずみが目立つけど、これはまた良し。

大工仕事の妙。この大工さんと現場をやっていると話があって楽しい。
手練れの職人は手練れの職人が好き。
新築より難しいリノベーションはプランもそうだけど、現場も臨機応変が必要で本当の技術が試されますよー。

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