長物(ちょうもの又はちょうもんといいます)を継ぐ場合に圧倒的に多いのが追っ掛け大栓継ぎという継ぎ手です。
ボルトを使っていない昔は機の楔を作り、それを込み栓のように打ち込んで継手を緊結するのが当たり前でしたが、最近ではボルトで締め込む、これが現代流です。
継手の加工面をカンナできれいに削っています。これは継手が密着するための大切な作業。昔の大工さんは見えないところでも一手間をかけてやっていたんですよ。
今回刻んだ構造材はもう少しで建てることができます。
建てるのがすごく楽しみで、久々の手刻みの建て方ですよー。
私も昔子同じことを普通にやってたのを思い出します。あれからもう40年位。
当時、学んだ技術が必要とされない昨今の木造建築の業界は少々残念な思いがします。
集成材というものが出てきて、様変わりしてしまったね。仕方ないところもあるけど文化が消えてしまうのでどうかなぁって思います。