軽量鉄骨造のチェックに行ってきました。
軽量鉄骨の多くは大手ハウスメーカーのものが大半です。
大手ハウスメーカーは、構造と施工に関しては大半がまとも。
後々トラブル、修復不可能になるような施工は絶対にしないからです。
鉄骨は溶接などのチェックが必要ですが、今まで溶接不良は見たことがありません。
大手でもあるという情報は耳にしたことがありますが、私は実際のものを見たことがないですねぇ。
重量鉄骨の建物には溶接不良が散見されます。ネットから拝借。
ちゃんとした溶接はこんな凸凹になりりません。たいへんきれいかつ繊細な仕上げになります。
品質が鍛冶屋の職人さんの技量任せであり、溶接チェック体制が甘いことが原因にあると思います。
もう40年ほど前ですが、重量鉄骨を加工している鉄骨屋に行くと・・・知っている設計士がいました。
何と溶接をしているのです。資格無し。どれだけ鉄骨造っていい加減なんだと思ったことがあります。
今回見た物件はこれ。あまり見れませんでしたが・・・
大手メーカーのものは錆止めの色が違います。普通は赤。メーカーの物は色が違う。錆止めだと思いますが・・・
ここからでは溶接云々は見ることができません。
ただ大工さんの仕事はきれい。
軽量鉄骨だと小屋裏に登らないと溶接云々はわからないです。
時間がなく、また後日走りますが、一見したところ問題ないと思われます。
鉄骨は太さで云々言いますが、木造も同じく施工の良否がとても重要。
大きな地震で倒壊するしないは施工の良し悪しに左右されるものと思っています。
工法ではなく、施工の可否。
だから地震での被害は人災になるかどうかという考え方。
東大の有馬孝禮先生から30年近く前に学んだことですが、建物を見るたびに有馬先生を思い出すよ。