先日現地調査に行った中古戸建物件は築50年超。
あったよ、オシャレタイル。今では手に入らない貴重なもの。
玄関巾木のところにぐるりと施工されていたよ。
色剥げはあるけど、このデザイン、幾何学模様じゃない?
明治村に行くと、幾何学模様のパーツがあちこちにあります。
帝国ホテルなどは典型ですよねー。
こういうのを意識したタイルの模様。
オシャレ。
解体されると処分されてしまう。勿体ない。外して使えないものか?
日本は何でもかんでも廃棄して新しいものにしたがるところが残念過ぎます。
過去の遺物には優れたものがたいへん多い。
新しい技術、素材と往年の文化的価値があるものを融合させる。
それが日本だと思います。
建築は文化です。
100年後に素晴らしいと言えるものであってほしい。
100年後にそう思えないものを今建てるのはどうかと思います。本物志向で行く。
飽きのこないデザイン、そして質感の良い素材、劣化しない長持ちする素材でエクステリア、インテリアを考えていきたい。
こういう過去の素晴らしい逸品を見るたびにそう感じる私です。