リフォームとリノベーションって何が違うの?とよくお聞きしますので、その違いからお伝えします。
建て替えはすぐにわかりますよね~今の住まいを解体更地にして、新たに新築する。
これが最も費用が掛かります。建物本体の価格も基礎・構造・屋根と新たに新設するのでプラスになるし、外構もほぼ一新されます。
また確認申請費用、火災保険・地震保険なども継続はするものの新規に近くなります。
建て替えが3000万円以上とするとリフォームは数百万円、リノベーションは最大2500万円以内が目安です。
リフォームは新築当時の状態に戻すことを言います。
リノベーションはリフォーム+現行の素材・デザイン・耐震性能・断熱性能に作り直すことを言います。
すなわち、リノベーションは現行基準の建物性能と最新のデザインにして仕上げることを言います。
新築同等のものになるということです。
ここで多く方が言われるのは、構造が古いから・・・今後30年を考えたら建替えた方が・・・という言葉です。
構造はよく考えてみてください。
古民家、現存天守閣(お城)などは数百年経過してまだ現存しています。
法隆寺の五重塔などは1300年です。
古いからダメではなく、古くても腐りにくい、傷みにくい、劣化しにくい、劣化したとしても交換して再度維持ができるという作り方と適材適所の材料になっているかどうかなのです。
多くの住まいは質の違いはあれど、かなりの確率で先人たちが行ってきた知恵を引き継いで作られています。なので、まだまだ使えるのです。
中には酷い材料、いい加減な工法、質の低い大工仕事のお住まいを見ることはありますが、大半はまともです。
建替えなくてもリノベーションで新築同等以上のものになります。
基礎補強は最近のべた基礎より強い数値も出るやり方がありますよー。