うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

リノベで断熱レベルを新築並み以上に その2

朝7時過ぎに東海地方で震度3の地震と速報。
桜島の噴火もあり、ここ数年日本全体が地殻変動しているみたいで怖いですねぇ。
中高生の頃、日本沈没という映画を見ました。地殻変動で極東の小島と言える日本が沈んでいくのを見て怖いなと思ったものですが、これだけ頻繁に地震や火山活動があると心配だよ。

周期があり、今がそういう時期かもしれないね。地震にも強い建物を作っていかないと★

リノベーションで新築並みの断熱性能を構築する取り組みについて。

断熱性能が決まると、一次消費エネルギー量も決まります。
断熱性能が高いと家庭内で使うエネルギー消費量が減るという事です。
リノベーションは築30年以上経過したお住まいが多くなりますが、それを断熱強化することで今の家より遥かに暖かく快適になります。

築30年の家はこういう家が多いです。
壁にグラスウール断熱はあるが、床と天井には何も入っていない・・・断熱を入れないといけないという考え方がなかった時代。大工さんも入れ方をしらないので、入っていたとしても隙間だらけです。
そういう家はこんな性能値になります。

例えばこんなお住まいと比較。床と天井は無断熱。


このお住まいはこんな数値になります。

基準値の倍の熱損失をする家。

現在の基準値からも大きくロスがある家だとわかります。
これを断熱強化、サッシ強化するだけでこんな数値に。

これに床材を無垢材、壁に漆喰、中霧島壁を採用すると断熱効果がプラスαされます。
調湿効果も高くなるので、夏場の湿度が下がって快適になるよね。

リノベで断熱強化をぜびぜひ。
コストはかかるけど、新築並み以上のレベルに引き上げることが可能ですよー。

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