熱田法務局に用があり、帰りは熱田神宮でお参り。熱田さんに立ち寄るとたいてい雨。恵みの雨ってことだろうね。
雨だったから人が少なかったよー。東門から入ったけど、この写真の通りひとっこ一人いない。聞こえるのは雨の音、鳥のさえずり。静寂さに包まれ、すごく得をした気分です。
参道を覆うように枝が伸びる樟がとても力強く感じます。

参拝終えて、二度目のこころの小径散策。


梅が満開。ちょっと今年は遅いのかな?

桃も見事に咲いていた。

西楽所という言われる建物は1686年築。340年建っているということ。神宮ホームページでは、
神楽殿の南側にあり、桧皮葺(ひわだぶき)が美しい建物です。元は海上門(かいじょうもん・昭和20年焼失)内に相対して東楽所もありました。この西楽所は貞享3(1686)年、将軍綱吉の再建で神宮にあっては数少ない明治時代以前の建造物の一つです。

玉石の上に土台を載せて、そこに柱を立てています。
地面に固定されていないよ。それで340年。基礎なくていいじゃんといつも思います。
コンクリートは劣化するけど、石の風化は石垣に見られるよう数百年経ってもほとんど変わっていないはず。
石の上に載せる作り方を石場建と言いますが、地震が来ても動くだけで倒壊しない。固定するから我慢ができなくなって倒壊する。建築基準法は古の人たちが培ってきた知恵、知識をもっと柔軟に取り入れるべき。
100年前の木造建築と今の木造建築を同時期に建てて100年見たら一目瞭然となるはずだよ。
先人から学ばないと。災害も先人から学ぶべき。日本には長い歴史があるのだから、紐解いて今を振り返ることをしなきゃ勿体無い。
次々と打ち出される大企業向けの住宅施策。歴史は無視され、利益最優先のことばかりです。
施策作る人たちに古建築を見て勉強しろと言いたいです。
