ぶらっと野沢まで行った時の宿。
折り上げ格天井。
部屋の四隅が全てアールで折り上げてある。
そして古民家調に仕上げるために久米蔵を塗布してある。
柱も長押も木部は全て久米蔵仕上げ。とっても落ち着く。
そして風呂。誰もいなかったので写真撮らせてもらいました。
土間のモザイクタイルは滑らない代物。
浴槽の3方には桧の框組。水でずっと濡れているので簡単には腐らない。
汲み桶も桧。レトロチック。
荒枡障子のステンドガラスが大正浪漫っぽい。
湯はめっちゃ熱かったけどね。火傷しそうな湯温で水で埋めて入りましたが。
たまの旅は宿がメインです。
宿にゆったりする。あちこち行かない。
春に行った湯主一條も質の高い宿でしたが、ここもそう。野沢温泉の源泉の真ん前の宿「住吉屋」。
建具に組子を登用した荒枡障子も。
美しいですよね。
こういう和のテイストは飽きが来ない。
こんな時間をつくりながら、建築デザインします(笑)
見るから視るをいつもやっているよ。
しょっちゅう旅には行かないけど、行くなら質の高いところに。
それは決めている。
1人だと違うよ、ビジネスホテルの一番安いところに。
そこから街中に繰り出して地元民が行く店に行く。
そして地元の人と話す。
呉に行ったときはその作戦で、居酒屋のカウンターであるおじさんと意気投合して呉のことをたくさん教えてもらったよ。
その居酒屋も質の高い店だった。だから来る客もそんな人たち。
豪勢な料理よりも質の高い宿がいい。食事は二の次の私です。