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昭和の優れものデザイン その2

玄関に入ると腰板が・・・ 

これ、左官屋がセメントに着色剤を入れ練って、目地を入れて横幅板の形を作り、表面を木目が出るように削ったもの。
コーナー部分は木目が繋がっている。
これ明治村でしか見たことがないです。
凄い、凄すぎる。
木目部分を触るとちゃんと木の木目の触感がする。これも仰天。

反対側はこんな風。

木目が浮き出ているのがわかるでしょ? 現代の左官にこれができる人はほとんどいないはず。 もうアートの世界。 でも私が若い頃にはこんな人たちがいたものだよ。 私が二十歳ぐらいの時に出会った左官の親方は当時70数歳。 明治村の漆喰の飾り天井を塗ったと言ってました。 この腰板と同列の難しい仕事だよ。 この職人さんはとにかくお酒好きで、昼ごはんに持ってきた水筒の中に日本酒が💦

飲まんと調子が出ないといつも言ってた。 ただ仕事をしだすとバリバリ。 そんな時代でしたねぇ。昭和40年代の野球選手と一緒。 飲んだくれて酒の匂いをプンプンさせながらホームランをかっ飛ばす選手がいたもの。

今では考えられないけど、豊な時代だったと思います。 そういう人に限って鍛錬してきた量は半端なし。 前にも書いた「量をこなさない奴に質を高めることはできない」をそのまま行く人たち。 質が高いから酒を喰らっててもビシバシ決めることができる。 家に帰れば飲んだくれオヤジで奥さんから嫌味をかまされている人たちだけどねー。 でもかっこいいよね!!



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