うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

バド・シャンク・クインテット

Nocturne(ノクチューン)というマイナーレーベルからイシューされた10インチ。1954年。
Dg(深溝)、 Mono(モノラル) 、Flat(フラットエッジ)というまさに当時のレコードの形。

フラットエッジとはネットからわかりやすいものがあったので以下。
レコードの外周の端っこが一番右のように丸くなっているのが普通ですが、昔は左の絵のように真っ直ぐでした。レコード針の置き方が悪いと落ちるよ。

これがフラットエッジ。

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レコードの縁が丸くなっているものは、グルーヴガードといいます。
グルーヴとは溝のこと。フラットエッジ盤を重ねると溝同士が当たるので傷がつきやすい。
そのために縁を丸くしたのです。これが今では当たり前。

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次にDG(深溝)。
レコードセンターレーベルのところに溝が切ってあるでしょ?

これを深溝、ディープグルーヴといいます。
オリジナルかどうかの判定にも使われる。
深溝が切られた盤は初期盤のことが多いです。

バド・シャンクのこのレコードではこんなふうになります。

これがオリジナル。

これが再発盤。


オリジナル盤はまさにファーストプレスという雰囲気が漂っているよねー。
再発盤はペラペラっぽい。
重さも全く違います。
こんなことを楽しむのがジャズレコードマニアへの旅になります、笑。
聞き比べると音はオリジナルの方が遥かに濃厚。
薄めていないカルピスみたいにものです💦

レコードへの旅は楽しいよ。

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