うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

城址探訪の季節

ようやく秋めいて、恐ろしく暑い夏から解放されつつある9月の下旬。
これからは城址探訪の季節です。
春から夏にかけては草だらけの城址も多くて、縄張りがわかりにくいのです。
そういえば、建築でも地縄張りという言葉がある。地面に建物の位置を出すための簡単な作業ですが、
もう死語になりつつあります。やっているのを最近見たことがない。我々もやらないし・・・

話は戻って城址について。
まだ先ですが、信州は松代城に行く計画を立てています。


松代は戦国武将真田家の領地だったところ。
元々上田が拠点だったが、徳川秀忠によって転封され、松代に。
上田は信州の要害の地。そこに徳川に反旗を翻した真田を据え置くわけにはいかないと2代将軍は考えたのでしょうか?
松代で幕末まで続いた真田家。幕末の佐久間象山という西洋砲術家としての名声が高い家臣を輩出しています。二十歳の京都一人歩き旅(正月休み利用して京都三泊四日、寺田屋に泊まって京都中を練り歩いたことがあります)の際に佐久間象山遭難之碑を見ました。

当時がどんな景色だったかはもう全くわからない今ですが、幕末に活躍した先人です。

松代城には真田宝物館もあるので、かなり期待したい。
松代城は元々海津城と行って、武田と上杉が激突した川中島の戦いの中心地になります。

妻女山は上杉謙信が何日間もここに布陣した小高い丘のような山。
山を囲まれれば逃げようがなく、絶体絶命なのにこのような戦術を取ったのは勝算があったからだと思います。海津城は武田の拠点。
武田が布陣したのは地図上の古戦場跡と思われます。

この妻女山にも行きたい。もちろん川中島古戦場跡にも。
象山神社にも行きたい。
こういう計画を立てている時が一番楽しい。あとは夜の地元の人たちが行く居酒屋で巡り会うのも楽しい。呉に行った時はカウンター横で同席になったおじさんと意気投合。色々と呉のことを教えてもらって楽しかった。1人で飲んでさらっと帰っていくおじさんがかっこよかった。

10月はとてもいけそうもないので、11月にぜひ行きたいと作戦展開中。
こういう時間も大切だもん。


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