まさに日本的と言いましょうか、木を使った木造伝統建築の基本形がここにあります。
桧垂木の上に杉の羽目板。
赤身と白太の杉の羽目板がコラボしているようで美しい。
ここが天井仕上げです。
窓の取りつけ。窓の下の木は窓台、上の木はまぐさと言います。
窓下には水切りシート。これは万が一サッシが結露した場合の防水用ですよー。木が腐らないための一工夫。
そして筋交い。筋交いには筋交い金物で強化。
増築部分の形ができて、いよいよ取り合わせ部分との接続です。
まだ心臓がバクバクする時間が続きますが、慌てず一つ一つ。
細かな納まりがあるので、大工さんと詰めをしていかねば。
技術とはこういうところを言うのです。
建築は美を求めたディテールを追い求めてほしいし、愛おしくなるものにしてほしいといつも願いますが、最近の建築を見ていると既製品の取りつけばかりでインスタント食品と同じ感じ。
こういう美しい提案を妥協せずしていきますぞ。
それが工務店であり、技術を第一にする者の使命だと思っています~