増築を伴うリノベーション現場の墨付け刻み開始。
墨壺、墨さし。
墨壺の先についているのが「かるこ」という木に差して糸を引っ張るもの。
これがイメージ図。ネットから拝借。
木の両端の中心を結んでラインを出すのを、芯墨と言います。芯墨に柱などの位置を墨します。
柱ホゾ穴の墨。ホゾ穴は流儀が色々とあるけど、厚み1寸、巾3寸。柱の太さで変わるけどね。
腰掛蟻仕口。横架材を直角に設置する際に使う仕口の方法。蟻とは台形になっている部分のことを言うんですよ。どうして???私も知らないです、笑。
ホゾ穴加工。私の修業時代はホゾ穴掘りの機械があったにも関わらず、手掘りさせられましたぞ。
手掘りで柱と横架材の差込みの感覚を体感するという意味合いでしたねぇ。
ホゾ穴はの両端は奥に行けば行くほど狭める。そうすると柱を差し込んだ時に抜けなくなるからです。
柱のホゾの墨。
垂木掛けに垂木の掘り込みを入れる。全て化粧なのでここはビシッと。
垂木の面戸板かき込み。
図にするとこんな風。
垂木間の隙間を無くす板のことを面戸という。
欠きこみせずにやらされたことがありますが、きれいに引っ付きません。
やはりひと手間かけて欠き込みすると後が楽。
木が痩せても隙間出ないしね。
月曜建てる予定。楽しみ!!!!