うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

木材届いて~検品

増築を含むリノベーションを行うお客様宅の木材が届きました。
ここから墨付け、刻みです。

一番上が土台 桧3.5寸角。背割りがあるのが柱 桧3.5寸角。

手前の材は化粧垂木桧2.5寸×1.5寸の芯去り材。

目が詰まってていい材です。

赤っぽい材は杉の芯持ち梁材。

こういうものが届くと嬉しくなるね。
いよいよです。
ただ納材検品でダメなものを発見。

桧土台3.5寸角の2m材。どうしてかわかりますか?

木の中心が割れている、かつ色合いが焦げている。
これは強制乾燥材と言って、伐採してすぐ高温の窯に入れて乾燥させたもの。
他の材は自然乾燥材なのに、これだけ強制乾燥材。
速攻返品。
材木屋の誰が出したか知らんけど、ちゃんとチェックして欲しいものだ。
こういうこともあるから検品するのですが、相手を見てちゃんと選別しろと言いたい。
こっちはプロの大工なんだからね!
おまけに目粗は若木。
こういう目粗な材は九州材の雰囲気。あっちは暖かいからこういうものがどうしても多くなるけど、
三河ではめったに見ない。

厳しく担当さんに言っておきました。
質はちゃんと守れと。
魚屋さんでマグロ頼んだのに、カツオになっていたというぐらいの違いですからね(笑)

週明け半ばから墨付けスタート。楽しみです。

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