昨日2組のご参加を得て開催しました。
やはり木造戸建てリノベーションって楽しい!!!とリアルに感じた3時間弱。
新築と異なって技術屋としての要素が詰まっていて、木造建築の原点に戻れたひと時。
「極めるに原点を知る」
これは私のお師匠さんが下さった大切な言葉。
建築の業界での原点回帰とは先人たちが遺してくれ木造建築物を見る~観る~視る~診ることです。
どうして長い時を経ても倒壊しなかったのか、腐朽しなかったのかをしっかりと理解することですべてが解明できます。
その考え方を新築、リノベーションに投入(残念だけど昨今は原点をスルーしてコスト+ノンクレーム最優先の思考が先行していますが・・・)しているのが私たちです。
原理原則に基づいた施工方法と適材適所の材選択、その材を知り尽くした熟練職人の手技の三位一体となった時に長耐久の木造建築が生まれます。
そういう家は半世紀以上経た時でもリノベーションに耐えうることができ、現代の暮らし方にマッチした間取り、動線計画、収納計画、地震への強さ、暖かく涼しい省エネ基準に変貌を遂げることができます。
壊して新築にするのは容易です。新築は0からなので現状からの展開を考えなくて良いので作業は至ってシンプル(シンプルと言ってもそれなりにたいへんですよ)。
でも長年、住む人の生命財産を守ってきた家を新基準にマッチさせ、現代の暮らし方に合うようしていくリノベーションは、原点を知らないとかえって危ないことをしてしまう可能性があります。
難しさはあるけど、本物の設計の技術力と施工力が必要。
だから地場で根を張ってきた私たちのような工務店の出番なのです~。
ご参加された方に勇気と自信とパワーを頂きました★
妥協なく本当のことをご提案していく覚悟。ファイトだねー。