今春増築を含む大規模リノベーションを施工させていただいたお客様宅に訪問。
目的はベランダタープのフック付け。
その前にこんなものを。
重量級の家財を売り払うため、室内から道路までもっていかないといけないのですが、めっちゃ重たいものなので吊り上げるのは難しいということでアイデアない??とご質問いただきました。
会社に幅広の木材の在庫が全くと言っていいほどなくて、お客様が新築時から残しておられた材で代用。
横に動かないよう、前に滑らないよう固定したよ。
地面との接点はこれ。
これだけで結構効いています。
動きません。
キャンプ用のペグみたいなものですが、役に立ってよかった。
こういう仕掛けは臨機応変さが求められます。
大工修業したころ、店舗の仕事も1年の半分ほどやってましたが(これがとにかく嫌でした~道具ボロボロになるし、丁寧にやると3年で壊すからそんなことしなくていいと言われるし、徹夜もあるし・・・)、この経験で木造住宅にはない仕事の仕方をいつのまにか身につけたようです。
基本の知識をアレンジして様々な形をつくれる。
基本がないとダメだよ。
このようなプチ台一つ、試されるのが職人。
こんなアイデアをリノベーションの計画に少しずつ入れていきます。
それが愉しい。
一事が万事とはまさにこれですよー。