建物室内を構成する部材でとても大切なのが建具。
リノベーション計画中のお客様にこんな建具をご提案しています。
腰付摺り上げ障子~別名腰付雪見障子。
腰とは腰板と書いた杉板のことを言います。
雪見とは赤くなっている部分が上に摺りあげると、左のようにガラスになってて外が見えるという仕様。
こういう建具のポイントは框、上桟、下桟、組子の大きさと間隔がとっても大切になります。
ここが最も難しい。
大工仕事とは全く別物の世界だけど、材を繊細に組み合わせる考えは大工と同じ。
こういうものをデザインしているととっても楽しいです。
デザインしていると予算のことはぶっ飛んでいます(笑)
良材でいいデザインで、最高の質感でつくりたいが先行し、予算は出てから考えようとなってしまうのはいいのか、悪いのか、わかんないですが・・・
でも求められたら徹底的に時間を使ってデザインする。
最近のやっていることは建築家だぞー笑。
ディテール、材質、材の加工方法、寸法などコツコツと練り上げることは私の性分に合っているのかな?