ボーカルファンじゃなくても持っていたい。素晴らしいアルバム。
彼女は声優。
声優をフィメイルボーカルにしてしまう当時のアメリカの寛容さが凄い。
このジャケットのように清楚なボイスを聞かせてくれます。
澄んだ、少しトーンの落ちた大人の女性を見事に表現。
これを買ったのは今でも思い出しますが、10数年前に東京のディスクユニオンジャズ館で。
お師匠さんの会社まで出張したのですが、少し時間があり、お店まで足を伸ばして購入したものです。残念ながら針飛びあり。だから4000円。破格値だよ。ジャケット持っているだけでも価値がある。
なんと言ってもこの一曲です。
Estrellta。
物憂げなフルートから始まるこの曲は彼女の最高傑作だと思います。
普段ボーカルを聴かない人ですが、アイリーンは一度針を落とすと繰り返し聴いてしまいます。
女性の優しさが詰まった清楚な出来。
貴重。
晩年は認知症で苦しんだとのこと。1929年生まれ。2010年他界。
彼女が残した唯一のジャズボーカルなのかな?
ジャケットも見事すぎて手離せません!