Jazzを聴いてて不思議な心持ちになることがままあります。
若い頃、こりゃダメと思ったアルバムや、好きにならないジャズメンがいるけど、時を経て聴いた時に意外や意外〜良いじゃん!となったり。
アルバムやジャズメンじゃなく、受け手の自分の状態そのものに左右されてると感じます。
古くから持ってるThe John Williams trio。
何ともぎこちない、メロディアスじゃないピアニストなんだろうと避けながらも売却してなかった一枚ですが、本当久しぶりに取り出して針を落としたらちょっと嬉しくなっちゃったよ。
フレーズの繋ぎの?は変わらないけど、とっても優しいピアノ。こんなリラックスした内容とは今まで気づいてない自分に呆れたよ。
若い頃はモリモリのピアノが好きだったから、こんな枯れたようなピアノはダメも感じたんだろうよ。
自分も枯れてきたと言うことかもしれないけどねー。
彼は強く叩かない。手数が多すぎて邪魔に感じたりもするが、音色に温かみがあり、人柄が滲み出てる。
今頃になって発見とはねぇ。
その時、その時の自分の受け取り方一つで変わるのがJazzじゃないかなぁ。
その時の己の心がどんな風になのかがわかる。
だからたまに取り出して聴いてみる。
3回目に取り出して聴いてダメならダメです(笑)
相性が合わんってこと。
時々の自分の内面と対面できる趣味はそうないよー。幸せだね!