レコード屋で安売りされていた不人気盤。
ウエスト・コーストジャズ好きは買うけど、硬派なジャズファンは見向きもしません(笑)
トリオといやぁピアノ、ベース、ドラムスが十八番ですが、これはベース抜きでテナーサックスが入った珍しいトリオ。
これがなかなかイケます。テナーがとってもスィンギー。テナーがアウトだったら手離しているかもねぇ。
きれいなラインを奏でるメルのピアノ。もっとアクを出しても良い気がします。うまいなぁと思いますが、さりげなさすぎて印象なく終わっちゃうのが良くないところ。だから気分がハイでもローでもない平坦なときに聴く感じかな?
ジェリー・マリガンがピアノ抜きのカルテットを構成したりはあるが、リズム隊のベースがないのはトリオで揃えるのは難しいよ。
メル・パウエルはジャケットに全く恵まれない。
リズミカルに奏でるピアニストだけど、ジャケット同様地味。
こう言うジャズもありだけどねー。