うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

次のリフォーム工事 その6 紙クロスVSビニールクロス

ベランダの手すりより前にクロス工事のことを。

まずトイレ。

今まではこんな風。

クロスを貼って~

ビシッと締まりました★

貼っているクロスはビニールではないですよ。
アースウォールという紙クロス。

紙クロスの魅力は静電気を帯びないので目に見えない小さな埃が吸着しないこと、もし小火が出ても危険なガスが出ないので逃げられること、照明でピカピカしないこと(マットな雰囲気)の3つかな?
施工ではネックがあります。
とにかく貼りにくい。紙なので糊をつけるとごわごわになります。硬くなるという感じですね。
硬くなってしまうので一軒分を一気に糊付けできない。

貼る部分部分で糊付けし、仕上げていく。当然施工スピードは落ちます。

この写真を見てもクロスが硬そうに見えませんか?

おまけに伸びない。伸びないからきれいにカットしないと隙間が出る。

技術がいるよ。できない職人もいるぐらいだから。

今までお伝えした紙クロスの特徴と真逆なのがビニールクロス。
施工は早い、貼りやすい、糊も一軒分つけておけばいい、少々カットが粗くても仕上がってしまう、ごわごわしない、ビニールなのでサランラップの厚物と思ってください。表面に静電気を帯び埃を吸着し、自然と汚れていきます。
小火で命を落とす火災が結構ありますが、それは焼死ではなく中毒死。

命を守るためにも素材は吟味して欲しいね。

仕上がったクロス。サラッとしていい感じです。

家が蘇ったよ。

気分がぐっと高まってくるね!!!

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